人工知能(AI)向けクラウドサービスを手がける米コアウィーブは、予定している新規株式公開(IPO)の規模を約15億ドル(約2300億円)に縮小する意向だと、事情に詳しい関係者が明らかにした。ボラティリティー(変動性)上昇で、注目企業の需要さえも損なわれている最近の状況が浮かび上がった。
コアウィーブのIPOは1株当たり40ドルで約3750万株を計画していると、関係者は非公開情報であることを理由に匿名で明らかにした。同社は当初、仮条件レンジ47-55ドルで4900万株を計画し、最大27億ドルの調達を目指していた。
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ニュージャージー州リビングストンに本社を置く同社は一時、IPOで約40億ドルの調達と350億ドル余りの評価額を狙っていたが、その後に株式市場全般が軟調となり、ボラティリティーの上昇で楽観が後退した。
同社は27日に新たなIPO条件を発表する計画だと、関係者は述べた。IPO規模縮小については、セマフォーが先に報じていた。
半導体大手エヌビディアが支援するコアウィーブは、2017年に暗号資産(仮想通貨)のマイニング企業として創業。早い段階からエヌビディアのグラフィック半導体をデータセンターに取り入れ、AIアプリケーションで先行している。
主幹事はモルガン・スタンレーとJPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックス・グループ。他に11社がアドバイザーに起用されている。コアウィーブ株はティッカーシンボル「CRWV」でナスダック市場に登録される予定。
原題:CoreWeave Is Said Planning to Cut IPO Size to $1.5 Billion (1)(抜粋)
