2月の米耐久財受注統計では、ビジネス機器の受注が市場予想に反して減少。一部企業が関税や税政策の詳細を見極めようと、投資を抑制していることが示唆された。

キーポイント航空機を除く非国防資本財(コア資本財)の受注(速報値)は前月比0.3%減コア資本財受注がマイナスとなるのは昨年10月以来エコノミスト予想の中央値は0.2%増前月は0.9%増(従来発表値0.8%増)に上方修正データはインフレ調整されていない耐久財受注全体は前月比0.9%増市場予想は1%減前月は3.3%増(従来発表値3.2%増)に上方修正輸送機器を除く耐久財受注は0.7%増

  政府は国内総生産(GDP)の算出の際、取り消される可能性のある受注ではなく、実際に支払いが行われた時点となる出荷のデータを使用している。コア資本財の出荷は0.9%増と1年ぶりの大幅な伸び。企業が関税発動に先んじて動いている可能性が示唆された。

  先に発表されたアトランタ連銀の予測モデル「GDPナウ」では、1-3月(第1四半期)におけるビジネス機器への支出に関して堅調な増加が見込まれていた。

  キャピタル・エコノミクスの北米担当副チーフエコノミスト、スティーブン・ブラウン氏はリポートで、「基調となるコア資本財の出荷も好調なことから、機械・機器投資は今四半期に回復に向かう見通しだ。ただ、それだけでは全体的なGDP成長の急減速を防ぐには不十分だろう」と記した。

  月ごとの変動が大きい民間航空機の受注は5%減。1月は急増していた。ボーイングが発表した2月の受注は13機と、前月の36機から減少した。

  政府の統計と航空機メーカーのデータの比較は有用なことも多いが、航空機の受注は変動が大きく、政府データとメーカーの月次データが常に相関するわけではない。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:US Business Equipment Orders Fall for First Time in Four Months(抜粋)

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