
米商務省が28日発表した2025年1月の個人消費支出(PCE)価格指数は、前年比2.5%上昇した。伸びは前月の2.6%から減速した。米カリフォルニア州ロサンゼルスのスーパーマーケットで撮影(2025年 ロイター/Lucy Nicholson)
[ワシントン 28日 ロイター] – 米商務省が28日発表した2025年1月の個人消費支出(PCE)価格指数は、前年比2.5%上昇した。伸びは前月の2.6%から減速した。
物価の「瞬間風速」を示す前月比では0.3%上昇で、エコノミスト予想と一致した。前月は0.3%上昇で修正はなかった。
変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアPCE価格指数は前年比2.6%上昇。前月は2.9%上昇だった。
前月比では0.3%上昇した。前月は0.2%上昇だった。
前年比での伸びが縮小する一方で、1月は個人消費支出が予想外に減少。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ再開は6月になるとの市場の見方が裏付けられた。
<個人消費0.2%減、個人所得0.9%増>
個人消費支出は前月比0.2%減。エコノミスト予想は0.1%増だった。昨年12月は0.8%増と、0.7%増から上方改定された。
12月は関税導入で輸入品の価格が上昇するとの見方から消費が押し上げられたとみられる。1月はこうした前倒し需要の効果が薄れたことに加え、全米各地が異例の寒波と雪嵐に見舞われたことで消費が抑制された。カリフォルニア州ロサンゼルス近郊で発生した大規模な山火事も影響した可能性がある。
気象条件に加え、トランプ政権が進める関税措置や大幅な支出削減などの政策も経済活動に影響を及ぼしている可能性がある。
FWDBONDSのチーフエコノミスト、クリストファー・ルプキー氏は「消費者はトランプ政権が打ち出す変化を見極めようと右往左往しており、様子見姿勢を取ることを選んだようだ」と述べた。
1月は飲食店での支出も弱含み、消費者の節約志向が強まっていることが示唆された。
個人所得は0.9%増。伸びは予想の0.3%を上回った。
A line chart titled “Annual change in US Personal Consumption Expenditures Price Index” that tracks the metric over the five years.
A column chart titled “Monthly change in core US Personal Consumption Expenditures Price Index” that tracks the metric over the last year.
A column chart titled “Monthly change in US Personal Consumption Expenditures Price Index” that tracks the metric over the last year.
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