米アップルは12日、初めて動画配信サービス「TV+(プラス)」を、競合するアルファベット傘下グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載したスマートフォンでも利用できるようにした。自社のストリーミングサービスへの加入者増加が狙い。

  同日からグーグルのアプリストア「グーグル・プレイ」を通じて、TV+のアプリが無料でダウンロードできるようになった。2019年に開始されたこのサービスは、これまで自社のOSやロクなどサードパーティーのテレビプラットフォーム向けに限られていた。

  アップルは自社の音楽サービスをアンドロイドアプリで提供しているが、概して自社の製品エコシステム内に顧客の囲い込みを図ることが多く、今回のようにアンドロイド端末向けにサービスを拡大するのはまれだ。

  こうした動きから、アップルがTV+の魅力を高め、ネットフリックスや「ディズニー+(プラス)」などのストリーミングサービスに対抗しようとしていることがうかがえる。TV+の現在の月額料金は9.99ドル(約1500円)。当初は4.99ドルだった。

  ブルームバーグ・ニュースは昨年、アップルがTV+のアンドロイドアプリを開発中だと報じていた。

  アップルの広報担当者はコメントを控えた。

原題:Apple Brings TV+ to Android Phones in Bid to Boost Subscribers(抜粋)