石破政権になってから日中関係が改善しています。中国では、石破茂総理大臣を、日中国交正常化を成し遂げた田中角栄元総理になぞらえる報道もされています。

■石破政権で日中“雪解け”?

トランプ次期大統領のSNSから(先月)
「中国には10%の追加関税を課す」

 アメリカのトランプ次期大統領の度重なる過激な言葉。警戒を強める中国は、日本に急接近しているようです。

 25日の外相会談では、日本産牛肉の輸入再開やコメの輸入緩和に向けた協議の再開で合意。ビザの条件の緩和なども決まりました。

林芳正官房長官
「日中両国の交流が円滑化され、相互理解が進むことを期待する」

■「田中角栄のDNA」中国報道

 中国では、石破政権に好意的な報道が目立ちます。

中国メディアの報道(澎湃新聞、10月)
「田中角栄の政治DNAを引き継いでいる」

中国のSNSの声(11月)
「見た目も雰囲気も田中角栄に似ている」

 石破総理は、田中角栄元総理に似ているという声が多く上がっているのです。田中元総理といえば1972年、当時、断絶していた日中の国交正常化を実現した総理大臣です。

田中角栄総理大臣(当時、1972年)
「日中両国(の関係)が、正常な状態になるのが望ましいということは、日本人すべてが考えていると思う」

 そのため、中国では「中国に理解のある政治家だった」と好意的に評価されています。

 田中元総理との関係について、石破総理は次のように述べています。

就任前の石破総理(1月)
「角栄先生に1回でも会った人は、その魔力に引き込まれるというのか、人間性のとりこになるというのか。じかに接した人たちの中に、『田中角栄』は永遠に生き続けるのでしょう」

 政治家だった父親の死をきっかけに、田中元総理から直接、政界入りするよう説き伏せられた石破総理は、今も「政治の師」と尊敬する思いを持ち続けているといいます。

 10月の中国側との会談では、田中元総理の言葉だとして、こう述べていました。

石破総理
「両国の指導者はあすのために話し合うことが重要だ」

 「角栄」でなく、石破総理自身の手腕が問われています。

(「グッド!モーニング」2024年12月27日放送分より)
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