山形県は都市部から離れた地域の医療環境の改善に向け、飯豊町の中山間地域の診療所と病院をオンラインでつなぐ実証実験を開始しました。

「体調はどうですか」
「まあまあです」

 オンライン診療が始まったのは飯豊町の中山間地域にある中津川診療所です。常駐の医師がおらず週に3日、公立置賜総合病院の医師が車でおよそ40分かけ訪問し地区内の患者の診療にあたってきました。
 実証実験では診療所と公立置賜総合病院をオンラインでつなぎます。

「血圧の方は大丈夫そうですね」

 医師は電子カルテで共有された血圧や脈拍などの情報などをもとに診察。有機EL照明や高画質のディスプレーを活用し患者の顔色などをより肉眼に近い形で診察できるということです。
 9月11日は地区内の70代から90代の5人が診察を受けました。医療資源の少ないへき地でも診療の機会を確保し、移動による医師の負担軽減なども期待されています。

【公立置賜総合病院消化器外科 伊藤駿一郎医師】
「直接行かず簡単に繋ぐことができる。天候や自然災害とか、そういったところでも患者をみることができるというのは非常に大きなメリットになるのではないか」

 このオンライン診療は、西川町、真室川町に続き3例目。2024年3月まで実施し、県では課題や効果を検証することにしています。

【山形テレビニュース】
https://www.yts.co.jp/news/