大分県内でも撮影が行われた佐藤浩市さんと横浜流星さんダブル主演の映画「春に散る」がきょうから全国上映されます。
橋本環奈さんも出演していて、今回TOSの柴田真里キャスターが方言指導などを担当しました。
撮影の様子や橋本さんのインタビューなどたっぷりご紹介します。
ボクシングに人生の再起をかける男たちの生き様を描いた映画「春に散る」。
佐藤浩市さんと横浜流星さんのダブル主演で、橋本環奈さんなど豪華・俳優陣が出演しています。
実は一部のシーンの撮影は大分市や由布市でも!
去年11月、お祭りシーンの撮影が佐賀関で行われました。
地元の人など約120人がエキストラとして参加し、メガホンをとる豊後高田市出身の瀬々敬久監督のもと撮影が進められました。
ーーTOS柴田真里キャスター
「いまから佐賀関の祭りのシーンを撮りますが、橋本環奈さんが脇道から出てきて、私がすれ違うという予定です」
実は柴田キャスターもエキストラとして出演。
お囃子が鳴り響く祭り会場を橋本さんがキャリーケースを持って通り抜けるシーンです。
1シーンの撮影ですが細かい調整を重ねながら丁寧に進められました。
撮影に参加した地元の人たちも身近な場所がロケ地となったことに喜びを感じているようでした。
ーー女性
「回覧板にも回ったしみんなよく出てきていた」
ーー女の子
「御神輿の後ろを巫女さんの服を着て歩いた。カメラマンさんがいっぱいいて緊張したけど歩いてるだけだけど楽しかったりしてワクワクしていい体験だった」
ロケ地の誘致や撮影を支援している大分市ロケーションオフィスは聖地巡りにも活用してもらおうと、ロケ地ガイドを作成しました。
佐賀関や稙田などのロケ地エリアの紹介や撮影時の裏話などが載っています。
また、大分市美術館では佐藤浩市さんと橋本環奈さんの衣装や台本、小道具などを展示。
映画をきっかけとした魅力発信に力を入れています。
ーー大分市ロケーションオフィス 児玉誠吾さん
「非常に大分にゆかりの深い作品に仕上がったので、ぜひ観てほしいと思うし実際に大分が舞台になったシーンも観てほしい。観た後は多くの人にそれを伝えてもらえたらうれしい」
橋本さんが演じるのは大分市出身の女性で、さまざまな場面で大分弁のセリフが出てきます。
今回、方言指導を柴田キャスターが担当。
20代後半の女性が話すような大分弁を教えてほしいということで普段の会話を意識しながらセリフを読んで、イントネーションなどを伝えました。
橋本さんに話を聞くと…。
Q.大分でのロケはどうでしたか?
ーー橋本環奈さん
「楽しかった。福岡出身なので小さい頃から大分とか湯布院、別府に遊びに来ていて、実際撮影に来たのは初めてだったので、のどかで空気もおいしくて祭りのシーンとかこんなにたくさんエキストラの皆さんが集まってくれて、街が活気づいててすごく素敵だと思いながら楽しく撮影させてもらった。ちなみにきのう関アジ関サバを食べに行った」
Q.柴田キャスターの方言指導はどうでしたか?
ーー橋本環奈さん
「『ち』もちっちゃい『つ』を前に入れた方がセリフが言いやすかったり、セリフの芝居の中での感情とかも大事にしてくれたのでありがたかった。柴田さんがしゃべって、それを聞いてお芝居する形だったのでやりやすかった」
橋本さんが皆さんにメッセージを寄せてくれました。
ーー橋本環奈さん
「映画『春に散る』大分で撮影したけんみんな観てな!」
ぜひ橋本さんのナチュラルな大分弁を楽しみに映画をご覧ください。
映画「春に散る」は、きょう25日公開で大分市内の映画館では瀬々監督の舞台挨拶も行われます。