美山加恋:13年ぶり“月9”出演 「大人になったねと思ってもらえたら」 – 芸能 ニュース   女優で声優の美山加恋さんが、人気グループ「関ジャニ∞」の錦戸亮さん主演の“月9”ドラマ「トレース~科捜研の男~」(フジテレビ系、月曜午後9時)の第9話(3月4日放送)にゲスト出演することが25日、明らかになった。「危険なアネキ」以来約13年ぶりの“月9”出演で、当時は子役だった美山さんは「大人になったねと思ってもらえたらうれしいです」とコメントしている。  美山さんは「僕と彼女と彼女の生きる道」(2004年1月期フジテレビ系)で小柳凛を演じ、舞台「神様の観覧車」(12年)で初主演。アニメ「プリキュア」(ABC・テレビ朝日系)シリーズの第14作「キラキラ☆プリキュアアラモード」(17~18年放送)では宇佐美いちか(キュアホイップ)を演じて話題になった。  また、和田正人さんもゲスト出演し、“月9”デビューを果たす。和田さんは暴力団がらみの抗争に巻き込まれて人を殺した富樫康太(とがし・こうた)、美山さんは富樫の交際相手だった胡桃沢綾乃(くるみざわ・あやの)を演じる。第9話は、7年間服役して仮出所した富樫がかつて交際していた綾乃の自宅アパートを訪れ……というストーリー。  「トレース~科捜研の男~」は、警視庁科学捜査研究所(科捜研)の元研究員だった古賀慶さんが「月刊コミックゼノン」に連載中のマンガ「トレース~科捜研法医研究員の追想~」が原作。法医研究員の真野礼二(錦戸さん)が鑑定で難事件を解決に導く姿を描くサスペンス。  ◇美山加恋さんのコメント  ――出演オファーを受けたときの感想は?  びっくりしましたが、すごくうれしかったです。最近は声優のお仕事が多かったので、久々にテレビドラマの現場に入り、楽しい場所だなと再確認しています。お話がお話なので、重たい現場なのかなと思っていたのですけれど、意外なことに全然そんなことはなくて。お話とは違って現場はとても楽しいです。初めてお仕事をする方もたくさんいらっしゃったんですけど、皆さん楽しくやっていらっしゃるので自然と現場に入れました。  ――約13年ぶりの“月9”ですが、この枠への思いなどありますか。  “月9”は皆さんがすごく期待している枠なので、いろんな世代の方が楽しみにしていると思うんです。自分も「また出演したいな」と思ってました。「危険なアネキ」の時も皆さんに楽しんでもらえてうれしかったので、またそんな経験ができればいいなと思っています。その時は小学生だったので、改めて自分は大人になったんだなとテレビドラマで気付かされるというのは、不思議な気分ですね(笑い)。  ――(今回演じるのは)事件に巻き込まれて殺害されてしまう綾乃です。役への取り組み方は?  綾乃は可哀そうな女の子ですが、それは偶然に起こってしまったことで、彼女自身は自然体でたくましく生きている女の子です。死んでしまって悲しい子というよりは、頑張って生きた子だねと思ってもらえるように演じました。和田さんとの共演は初めてでしたが、すごくフレンドリーな方で、たくさん助けてもらいました。  ――視聴者の方へメッセージをお願いします。  たくさんの方が見てくださっているドラマなので、期待を裏切らないように頑張りたいです! 久々に私を見たという方にも、大人になったねと思ってもらえたらうれしいです。自分自身もこのドラマをすごく楽しみにしていて、放送を楽しみにしています(笑い)。皆さんもこの作品を楽しんでいただけたらうれしいです。  ◇和田正人さんのコメント  ――「トレース~科捜研の男~」は見ていますか?  見ていますよ。シリアスな作品なのかなという印象があったのですが、思ったよりコミカルな部分もあって、幅広い視聴者の方に楽しんでいただけるドラマだなと思いました。  ――初の“月9”出演です。  やはり子供のころから見ていましたし、誰もが知っている枠ですよね。初めての“月9”でしたが、現場に入ったらスタッフの皆さんがすごく真剣で、かつ和気あいあいとしていて。僕はゲスト出演なので、1週間くらいしか撮影には参加しないのですが、温かく迎え入れてくれました。僕はフジテレビの連続ドラマに出演するのは、(『インディゴの夜』以来)9年ぶりになるんですよ。だから“月9”に出演したという思いよりも、フジテレビのドラマに久しぶりに帰ってきたなという感じですね。当時のスタッフさんもいらっしゃって、「久しぶりだね!」と声をかけてくださったり、懐かしいです。  ――さまざまな過去を背負った富樫をどのようにとらえて演じましたか?  富樫の根底には、社会や他人に対する怒りがあります。その中で唯一、ひとりの女性と出会うことで救われていくのが大きな軸だと思っています。結果、それで彼女は亡くなってしまうのですが……。最後の最後に富樫も救われ、それによって真野に対してもひとつの救いのようなものがこの事件をきっかけに伝わっていくんですよね。今回は1話だけのゲストとしての出演ですが、物語の縦軸として一つの大きな影響を与えなければならない重要な役です。責任があるという自覚はもちろんあります。愛する人が亡くなるという不条理、殺されてしまう悲しみを、一つ一つ大切に演じたいと思っています。  ――視聴者の方へメッセージをお願いします。  久々にフジテレビの連続ドラマに関わらせていただけるということの喜びをしっかりとかみしめながら、この作品に少しでも貢献できるように頑張りたいと思います! 第9話を楽しみにしていてください。 タグまとめ