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朝ドラまとめ

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森七菜:「エール」の“梅ちゃん”がすっかり定着 期待の若手女優も驚いた朝ドラ

窪田正孝さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」(総合、月~土曜午前8時ほか)で、ヒロイン・音(二階堂ふみさん)の妹・関内梅を演じている森七菜さん。森さんは今回が初の朝ドラで、4月21日放送の第17回に初登場すると、大きなメガネがトレードマークの文学少女“梅ちゃん”として人気を集めてきた。昨年1月期に放送され、大きな話題となった連続ドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(日本テレビ系)以降、期待の若手女優として数々の作品に起用されてきた森さんに話を聞いた。  ◇初めて会う人からも“梅ちゃん”呼び 改めて朝ドラの影響力を実感  森さんは2001年8月31日生まれ、大分県出身の19歳。2016年に大分県内でスカウトされ、芸能界入りした。2017年に人気グループ「嵐」の櫻井翔さん主演の連続ドラマ「先に生まれただけの僕」(日本テレビ系)で生徒役を務め、同年は、映画「心が叫びたがってるんだ。」にも出演。2018年には、連続ドラマ「獣になれない私たち」(同局系)で田中美佐子さんの独身時代を演じた。  昨年は「3年A組」以外にも、映画「男はつらいよ」の主人公・車寅次郎(寅さん)の少年時代を描いたNHKドラマ「少年寅次郎」にも出演。新海誠監督の劇場版アニメ「天気の子」ではヒロイン・陽菜の声優を務め、月刊情報誌「日経トレンディ」(日経BP社)の「2020年の顔」にも選ばれた。また、今年1月公開の岩井俊二監督の映画「ラストレター」では一人二役をこなし、主題歌「カエルノウタ」で歌手デビューを果たす。さらに、眞島秀和さん主演のドラマ「おじさんはカワイイものがお好き。」(読売テレビ・日本テレビ系)ではナレーションを担当。この秋には初主演ドラマ「この恋あたためますか」がTBS系でスタートする。  そんな森さんに「エール」出演後の反響を聞くと、「驚いたのは、他のお仕事の現場で初めてお会いする方からも、“梅ちゃん”と役名で呼んでもらえることですね。『朝ドラ見てるよ。頑張ってね』と励ましの言葉をいただくことも多くて。改めて朝ドラの影響力を実感しましたし、とても愛されているドラマなんだなあと日々感じています」と明かす。  収録現場の印象については「最初はとにかく撮影のスピードが速くてびっくりしました。ついていくだけで精いっぱいで……」と話していて、「でも、梅はどっしりとしたキャラクターなので、焦っている素振りは見せたくなかったんです。そのうち徐々に慣れてきましたが、今度は、他の現場に行くと『こんなにじっくりできるんだ』と逆に戸惑ってしまって。これまで以上に、現場ごとでしっかり切り替えていかないといけないなと感じましたね。うかうかしていられません!」と力を込める。  また朝ドラでは、一人の人物の幅広い年齢を演じることも多く、「収録では、同じ日に女学生の梅と30歳の梅とを行ったり来たりしながら演じることもあるんです。そもそも私は年齢相応に見られることが多くないので、実年齢より上のお芝居をするのが、本当に難しくて……」と本音をちらり。それでも「とにかく年上の方のしゃべり方をまねしたりしながら、どうにか『梅ちゃんも年をとったな』と思ってもらおうと意識しながら演じています」と語っていた。  ◇収録の合間も「1秒たりとも気を抜いてはいけない」と言い聞かせ  改めて梅という役について「関内家の3姉妹の中でも特に冷静で、肝が据わっている女の子です」と話す森さん。「でも、第12週でお父さん(光石研さん)があの世から戻ってきたときや、第14週で小説家のライバルでもある幼なじみに再会したとき、『梅って意外と情に厚い子なんだ』と感じた部分があった」といい、「演じていると、人を思いやる温かい気持ちが湧いてきて、自然と涙があふれてきました。私自身も、梅のギャップに驚かされましたね」と告白する。  また収録現場では「裕一役の窪田正孝さんと音役の二階堂ふみさんが、『もうちょっと、こうした方が面白いんじゃないですか』と監督と相談されているのをよく見るんです」とも明かしていて、「何を話しているのか横で聞いていると、『私もいつかお芝居に生かせるかもしれない』と思えることばかりで。収録の合間も1秒たりとも気を抜いてはいけないと自分に言い聞かせながら、毎回収録に臨んでいます」と勉強熱心な一面をのぞかせていた。  最後に森さんは、「自分がやってみたいことが出てきたとき、『失敗したらどうしよう』とか、『他の人にそんなの面白くないと言われるかもしれない』と不安になることってありますよね。でも、裕一さんと一緒のシーンで『失敗したらしたでそれでいい。今自分ができる限りのことをやればいい』ということを教わったように思います」と明かすと、「今の実力以上のものが必要かもしれないけれど、やってみたいと感じることは、とりあえずやってみる。それが大事なんだと、『エール』を通じて改めて気づかされました」と実感を込めていた。…

ハナコ岡部:窪田正孝との芝居「感動しかなかった」 森七菜にはメロメロに… 初朝ドラ「エール」語る

窪田正孝さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」(総合、月~土曜午前8時ほか)で、主人公・裕一(窪田さん)に弟子入りする茨城出身の青年・田ノ上五郎を演じている、お笑いトリオ「ハナコ」の岡部大さん。9月14日にドラマ本編の放送が再開すると本格登場し、純朴で真っすぐな五郎としてお茶の間を楽しませてきた。岡部さんは今回が初の朝ドラ。五郎が「先生」と呼ぶ裕一役の窪田さんとの芝居について「毎シーン、感動しかなかったです。普段の僕は、コントで声を張ったり変な顔をしたり大げさな芝居ばかりです。だからか、窪田さんの裕一は、なんてナチュラルなんだと衝撃を受けました」と明かす岡部さんに話を聞いた。  ◇母校は早稲田大学 「紺碧の空」歌唱に「運命感じた」  朝ドラ初出演について「僕も、まさかと思っていました。決まった日は、小さいころから見ていたドラマに出演できるなんて夢のようで、小躍りするくらいうれしかったです。ドラマの収録は『エール』が正真正銘の初めてだったので、初日はフワフワしていました」と振り返る岡部さん。  演じる五郎について、真面目さは「自分と似ているな」と思う一方、「親に売られて奉公に出されるなどつらい境遇は、僕自身とかけ離れすぎていて、自分の家族がバラバラになってしまうことを想像しながら人物像を作っていきました。それから、五郎のつらい背景が少しでも見えるように、あまりおなかいっぱいにならないようにごはんを我慢していました」と話している。  「実は劇中で、先生と慕う裕一さんの前で歌った『紺碧(ぺき)の空』が母校・早稲田大学の応援歌だったんです。学生のときに何度も聴いていたし、野球応援の際も歌っていたので、なんの迷いもなく歌えました。このなじみのある曲が古関さん(主人公のモデルの古関裕而さん)の曲だったなんてすごく驚きましたし、それを歌う役が僕にくるなんて、すごく運命を感じています」と役との縁に喜んでいた。  また、裕一役の窪田さんは「お芝居というより裕一さんとして存在しているようですし、せりふもサラサラっと言われるんですよね」との印象で、自身については「頑張ってつられるようにお芝居したいなと思っていましたが、僕の五郎は、一言、一言、置きにいっちゃう感じになっちゃいました」と反省しきり。  それでも、五郎が居候していた古山家の居心地については「それが、ずっと楽しくて(笑い)。裕一と音(二階堂ふみさん)の娘の華ちゃん(田中乃愛ちゃん)がすごく可愛いんです。カメラが止まっているときでも『五郎ちゃん!』と呼んでくれるんですよ。華ちゃんがクランクアップのときは、僕も別のお仕事でNHKにいたので、走ってスタジオに駆けつけて、思い出に写真を撮りました」とうれしそうに語ってみせた。  ◇“梅”森七菜の「天真らんまんさに打ちのめされ…」  今週第14週では、一つ屋根の下で暮らす五郎と梅(森七菜さん)との関係性の変化も描かれた。「梅を演じる七菜ちゃんもすごくすてきなんです。僕自身、女優さんとの絡みがほぼなかったので、最初は僕の方が戸惑っていましたが、七菜ちゃんから僕らのコントを見てくれていると話しかけてくれて、それで打ち解けることができました。ハナコのコントで、僕が犬になりきるコントがあるんですけど、そのマネをしてくれたり。その天真らんまんさに打ちのめされて、七菜ちゃんにもメロメロでしたね」と笑顔を見せる岡部さん。  改めて「五郎は感情表現が豊かな役なので、泣きたいときはすごく悲しい顔を、楽しいときはすごく笑って、そういった気持ちをくみ取って頑張って表現しました。コロコロ変わる表情やまなざしを見てほしいです!」とアピール。最後に「『エール』では、これからしっかりと戦争を描いていきます。その中で、戦意高揚の曲を作られる裕一さんの葛藤がすごく大事な部分になってくると思うので、悲しい場面は少し多くなってきますが、しっかり見てほしいなと思います。その先は、絶対に前を向く場面も出てきますし、これまで以上にエールを送りたくなると思いますよ!」と視聴者に訴えかけていた。  「エール」は、昭和という激動の時代に、人々の心に寄り添う曲を数々生み出した作曲家・古山裕一と、裕一の妻で、自らも歌手になる夢を追い続ける音の、音楽と共に生きる夫婦の物語。…