フリージャーナリストの女性が、元TBS記者の男性から性的被害を受けたと訴えた裁判の判決で、東京地裁は、女性の訴えを認めて、330万円の支払いを命じた。

フリージャーナリストの伊藤詩織さんは、2015年、元TBS記者の山口敬之氏と飲酒したあと、意識がない中で性的被害を受けたと主張し、およそ1,000万円の損害賠償を求めていて、これに対して山口氏は「合意があった」と反論し、逆に、およそ1億3,000万円を求める訴えを起こしている。

18日の判決で、東京地裁は「山口氏の供述の信用性には疑念があるのに対し、詩織さんの供述の信用性は高い」と指摘し、「性行為には合意がなかった」と認定して、山口氏に330万円の支払いを命じた。

伊藤詩織さんは、「まだ正直、どういうふうに感じていいかわからない。ただ、一度1つのピリオドがつけられたんだなという気持ち」と話した。

この問題で山口氏は、準強姦の疑いで書類送検され、不起訴処分となっている。

(2019/12/18)

FNNプライムオンライン

チャンネル登録をお願いします!