今年で3回目を迎える関西演劇祭2021実行委員長発表会見が行われ、女優の吉岡里帆さんが実行委員長を務めることが発表されました。

 吉岡さんは学生時代に関西の小劇場で活動をされていたということで、実行委員長と言うと荷が重いが、大人の文化祭のつもりで新しい魅力を伝えるということ、そして何より演技を自分も楽しみたいと挨拶。

 質疑応答でコロナ禍での演劇に対する心の変化について聞かれると、吉岡さん自身は舞台の仕事が全部中止という事態は避けられたが、周辺には、本番自体が出来なかったり、素晴らしい公演なのに地方公演が出来なかった舞台があるという話を聞いて、いたたまれない気持ちになったと明かしました。

 なんとか(公演が)出来れば報われる、と言うのが創り手の思いなので、“気持ちの変化”というよりは“強い気持ち”で、自分は(舞台が)好きなんだと言う意思を持ってやっていくのが大切だと感じたと答えました。(23日13:00)