劇場版 ルパンの娘
原作/横関 大
監督/武内 英樹
 のだめカンタービレ最終楽章 前編後編(09-10)
 テルマエ・ロマエ(12-14)
 翔んで埼玉(19)

出演/
深田恭子
瀬戸康史
渡部篤郎
小沢真珠

橋本環奈
観月ありさ
藤岡弘、(特別出演)

1)シリーズ未見でも楽しめる1本
2)深田恭子のなんとも言えない魅力
3)トンデモ設定もあるが全部受け入れよう!

ディーベンブルク王国の王冠の展示会から王冠が盗まれるニュースが話題になっていた。それを観た華(深田恭子)は、父親の尊らがヤッたと確信。夫で警察官の和馬(瀬戸康史)とともに問い詰めるとあっさりと犯行を認める…が、偽物だったということも判る。
加えてその流れで、泥棒の引退を発言する尊だった。

ついに普通の生活を手に入れられると喜ぶ華。尊からもらった引退記念のプレゼントとしてディーベンブルク王国への良好チケットを貰うのだった。

杏(小畑乃々)と3人の良好を楽しむ目の前に、祖母、祖父、尊、悦子が現れる。やっぱり本当は引退していなかったLの一族。本物の王冠をゲットするために、ライバルの円城寺(市村正親)と手を組んで、ディーベンブルク王国の城に忍び込む計画を建てるのだった。
そんな中、娘の杏が誘拐される。
犯人からの要求は本物の王冠だった。
盗む計画を実行する華らLの一族は、城への潜入はあっさりと成功する。
しかしあと一歩というところで、ピエロのメイクをしたジョーカーに捕まり、謎の地下室に落とされてしまう……
果たしてLの一族はどうなってしまうのか?

映画の冒頭にドラマシリーズ2期分のダイジェスト解説をしてくれるので
TVシリーズは未見
原作小説も読んでなくても とても面白かった1本

それぞれのキャラクターが非常に個性的でわかりやすい
物語もシンプルで一本道なので、伏線があったとしてもきちんと本線に戻りやすい流れになっている

鬼滅の刃の善逸のパロディなど、その次代に流行っているものをシナリオに取り込む流れもあるので、この映画は数年後、十数年後に観たときに
「あーー そうか それが流行ってたときか!」
と思い出せるのも楽しいかもしれない

コメディ要素全開でありながらも、泣き所、泣かせどころもしっかりとあって、全体にメリハリがあるのもポイント

ロケ地はコロナの関係で、ポルトヨーロッパで行われたようなので、徳島からはさくっと遊びに行けるところなので、ロケ地巡り的にいってもいいかもね

お城の風景は、どうみても、ノイシュバンシュタイン城ってのも面白いけど、実際にはロケには行けてないみたい

真剣に観すぎると、細かなところはツッコミどころ満載になってしまうが、それを気にする映画ではないことは知っておいて欲しい

これはエンターテインメント映画の真骨頂とも言える1本
ポップコーンムービーとして大いに楽しむべき映画といえる