今回の動画では、コロナウイルス(COVID-19)に効果を示すと騒がれている薬「アビガン」を消化します。

※アビガン(Favipiravir)
RNA ウイルスの RNA 依存性 RNA ポリメラーゼ(RdRp)を選択的に強く阻害することで、新型又は再興型インフルエンザウイルス感染症を治療するとされる薬

※アビガンのニュース
2020年3月31日、富士フィルム富山化学は、新型コロナウイルス感染症の患者を対象に、アビガン(一般名:ファビピラビル)の国内臨床第3相試験を開始したと発表した。約100例を登録する計画で、2020年6月末の試験の終了を目標とする。国内外からの需要が高まるなかで、すでに同社の富山第一工場でアビガン錠の増産をスタートさせた。「国内外のパートナーとの連携体制を構築し、増産を加速させていく」としている。
試験は、新型コロナウイルス陽性で、非重篤な肺炎症状の患者に対し、アビガン投与後の治療効果が標準治療に比べて上回ることを確認することを目的として実施される。主要評価項目には、症状軽快後と48時間後の2回のPCR検査で陰性が確認された患者を対象とし、投与から症状軽快後1回目のPCR検査で陰性となるまでの期間」を据えた。なお、症状軽快後とは、体温が37.4度以下、酸素飽和度96%以上、胸部画像所見の最悪時からの改善を指す。目標とする申請時期は明らかにしていないが、日本政府からの要請もあり、「データ解析等を経てできるだけ速やかに申請したい」との意向。

※アビガンの問題点
動物実験において、アビガンは初期胚の致死及び催奇形性が確認されているため、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与できない。

※アビガンの最新の臨床試験結果

・71.43%の人の症状が改善された
・熱が下がる・咳がなくなる(有意差あり)
・副作用は肝機能異常(7.76%)、尿酸増加(13.79%)、精神異常(1.72%)、消化管症状(13.79%)がみられた

Dr.Tomo
大学院で博士課程(Ph.D)を取得後、1年間博士研究員として勤務。その後、外資系製薬企業で世界中の医薬品のマーケティング部門に所属(現職)。研究員時代は脂質代謝酵素とミトコンドリア、小胞体、オートファジーなどの関係を研究していた(基礎研究出身)。Youtubeでは高校生に向けた勉強法や研究・製薬に関する情報を配信している。