新型コロナウイルス感染症の感染拡大は、現在「第5波」のさなかにあり、千葉県内の状況としては、9月13日時点で、新規感染者や病床占用率など、全体的に改善傾向にありますが、いまだステージⅣの基準を超えています。このような中、千葉県を含めた19都道府県では、緊急事態宣言が9月30日まで延長となりました。

市内の感染状況としましては、緊急事態宣言が発出された8月2日から昨日の9月14日までの間の感染者数は、301人に上っています。8月2日から7日間ごとの平均を見ると、8月23日の約14人をピークに減少傾向にありますが、学校が再開するほか、シルバーウィークなどにより人流が増えることも踏まえると、依然として予断が許されない状況です。

新規感染者の増加により、自宅で待機する方が千葉県内でも一時は1万人を越え、対応する保健所は業務が慢性的にひっ迫する状況に陥っています。白井市内でも、9月2日には81人となり、最新の9月9日時点では37人まで減少しましたが、自宅で療養する方に、支援が必要な状況は変わっていません。

市では、現在自宅で療養している方の安否確認などの支援について千葉県と覚書を結ぶ準備を進めており、覚書を締結後、印旛保健所と具体的な支援内容を協議し、自宅で療養されている方々を支える支援を行ってまいります。

市内の感染者の年代をみると、10代から40代が全体の8割近くを占める一方で、65歳以上の高齢者については、割合が大きく下がっています。これはコロナワクチンの接種による影響が大きいものと考えています。

白井市内のワクチン接種状況については、9月14日時点で、市内全体で56.7%の方が2回目の接種を終了しております。
また、市内在住を問わず、白井市内の小中学校の先生や高齢者施設等に勤務されている方々については優先的にワクチン接種をしており、接種状況につきましては、表のとおりとなっております。

なお、9月15日には、12歳から15歳の方へコロナワクチンの接種券を発送しました。クーポン券が届き次第、予約することが可能となりますので、本発送をもって、接種対象となる満12歳以上の方については予約することができるようになりました。

ワクチン接種については、副反応を心配されている方も多いと思います。
市内ではワクチンの副反応が疑われる事例の発生件数は16件と報告を受けており、また医師から症状の程度が重いと判断された件数は4件となっております。
引き続きワクチンの有効性や副反応のリスクについて、公的機関が出した正しい情報をご確認いただき、ご理解のうえ、ワクチン接種のご協力をお願いします。

なお、今後、国からのワクチンの供給量については大幅に減少し、11月以降の予約枠が減少する見込みです。予約が取りにくい状況が想定されますので、接種を検討されている方はお早めに予約をお願いします。

ワクチンについては発症予防効果があります。ワクチン接種を終えた方でも感染が確認されるケースがあり、感染対策は引き続き必要です。今週末からはシルバーウィークが始まり、外出する機会も増えると思いますが、緊急事態宣言下でもありますので、引き続き3密を避けるなど新しい生活様式を心がけて感染対策をお願いします。