ロシア・ワールドカップで輝いた選手は誰なのか? グループリーグ、ベルギーとの決勝トーナメント1回戦の計4試合のパフォーマンスを5段階(S、A、B、C、D)で評価してみた。最高の「S評価」にしたのは4人。DF、MFに特筆すべき働きをした選手がいた一方で、FW陣は……。

【GK】
1 川島永嗣 [評価]D
サッカーダイジェスト採点
コロンビア戦:5.5(フル出場・1失点)
セネガル戦:4.5(フル出場・2失点)
ポーランド戦:6.5(フル出場・1失点)
ベルギー戦:5(フル出場・3失点)
ポーランド戦では32分に右手一本で弾くスーパーセーブを披露。とはいえ、セネガル戦のパンチングミス、ベルギー戦の3失点と大会を通して言えば精彩を欠いた。失望のワールドカップと言っていい。

12 東口順昭 [評価]-
サッカーダイジェスト採点
コロンビア戦:-
セネガル戦:-
ポーランド戦:-
ベルギー戦:-
自身初のワールドカップは残念ながら出番なし。不調気味の川島から定位置を奪取できなかったのは国際経験が足りなかったからか。この悔しさを、7月に再開するJリーグにぶつけてもらいたい。

23 中村航輔 [評価]-
サッカーダイジェスト採点
コロンビア戦:-
セネガル戦:-
ポーランド戦:-
ベルギー戦:-
東口と同じく出場機会に恵まれなかった。練習前のボール回しでは笑顔も見られていたが、この状況に満足しているはずがない。4年後のワールドカップに向けてリオ五輪世代を引っ張っていきたい。

【DF】
2 植田直通 [評価]-
サッカーダイジェスト採点
コロンビア戦:-
セネガル戦:-
ポーランド戦:-
試合に出なくてもミックスゾーンで声をかけられれば真摯に対応。鹿島のチームメイトである昌子の奮闘に大きな刺激を受けたはずで、ここからの成長が楽しみである。

3 昌子 源 [評価]A
サッカーダイジェスト採点
コロンビア戦:6.5(フル出場)
セネガル戦:6(フル出場)
ポーランド戦:-
ベルギー戦:6(フル出場)
コロンビア戦でファルカオと、ベルギー戦ではルカクとマッチアップして世界を体感。ビッグネームにも怯まず、堂々と渡り合っていた。ベルギー戦後の“涙”がこのDFをさらに強くするはずだ。

5 長友佑都 [評価]S
サッカーダイジェスト採点
コロンビア戦:7.5(フル出場)
セネガル戦:6(フル出場・1アシスト)
ポーランド戦:6(フル出場)
ベルギー戦:6(フル出場)
左サイドを激しく上下動。セネガル戦では果敢なオーバーラップから乾のゴールをアシストした。ピッチ外でも魂溢れる言動でチームを引っ張り、文字通りフルスロットルの働きぶりだった。

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6 遠藤 航 [評価]-
サッカーダイジェスト採点
コロンビア戦:-
セネガル戦:-
ポーランド戦:-
ベルギー戦:-
右SBで先発出場したパラグアイとの親善試合でアピールできず、本大会ではベンチが定位置に。4年後は代表の主軸として臨むべく、ここからの取り組みが重要になる。

19 酒井宏樹 [評価]S
サッカーダイジェスト採点
コロンビア戦:6(フル出場)
セネガル戦:7(フル出場)
ポーランド戦:6.5(フル出場)
ベルギー戦:6(フル出場)
4試合フル出場で、どの試合も右SBとしてタフに戦った。空中戦でも当たり負けしない強靭なフィジカルが素晴らしく、セネガル戦ではほぼ完璧なディフェンスで名手マネを封殺した。

20 槙野智章 [評価]C
サッカーダイジェスト採点
コロンビア戦:-
セネガル戦:-
ポーランド戦:5.5(フル出場)
ベルギー戦:-
スタメンを張ったポーランド戦ではレバンドフスキに決定的な仕事をさせなかった。他の3試合ではベンチからの声でチームメイトを鼓舞し、その後方支援に長友も深い感謝を示していた。

21 酒井高徳 [評価]C
サッカーダイジェスト採点
コロンビア戦:-
セネガル戦:-
ポーランド戦:5.5(フル出場)
ベルギー戦:-
ポーランド戦では攻守両面で中途半端なポジショニングが目立ち、良い意味でのインパクトを放てず。ベルギー戦後のミックスゾーンでは「次のワールドカップは目指さない」とコメントした。

22 吉田麻也 [評価]A
サッカーダイジェスト採点
コロンビア戦:6(フル出場)
セネガル戦:6.5(フル出場)
ポーランド戦:5.5(フル出場)
ベルギー戦:6(フル出場)
守備陣のリーダーとしてセットプレーからいくつか失点したのはいただけない。直接関与していたかはさて置き、統率力に問題があったとの見方はできる。ただ、個に目を移せばカバーリングと読みのセンスは素晴らしく、特にベルギー戦の前半の守備はスーパーだった。

【MF】
4 本田圭佑 [評価]B
サッカーダイジェスト採点
コロンビア戦:6.5(途中出場・1アシスト)
セネガル戦:6.5(途中出場・1得点)
ポーランド戦:-
ベルギー戦:-(途中出場)
グループリーグでの1得点・1アシストは評価。ただ、ベルギー戦では二度の決定機をモノにできず、後半アディショナルタイムのCKもGKのクルトワにキャッチされた点で印象が良くない。

7 柴崎 岳 [評価]S
サッカーダイジェスト採点
コロンビア戦:7(先発出場)
セネガル戦:7.5(フル出場)
ポーランド戦:5.5(フル出場)
ベルギー戦:6(先発出場・1アシスト)
日本の司令塔として名を上げた。セネガル戦での長友へのフィードはもちろん、ベルギー戦の原口へのスルーパスが見事。細かいミスはあったものの、類まれな攻撃センスをワールドカップで見せつけた。

8 原口元気 [評価]A
サッカーダイジェスト採点
コロンビア戦:7(フル出場)
セネガル戦:5(先発出場)
ポーランド戦:-
ベルギー戦:6.5(先発出場・1得点)
闘争心を前面に押し出し、1対1の局面ではバチバチとやり合っていた。ベルギー戦での先制弾は見た目以上に難しいゴールであり、あの局面で際どいコースに蹴る技術に脱帽した。

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10 香川真司 [評価]B
サッカーダイジェスト採点
コロンビア戦:6.5(先発出場・1得点)
セネガル戦:6(先発出場)
ポーランド戦:-
ベルギー戦:5.5(フル出場・1アシスト)
終わってみればコロンビア戦の先制点のみ。確かにベルギー戦でも乾のゴールをお膳立てするなど光るプレーはあったが、もっとできたのではないか。今後も期待しているぶん、少し厳しめの評価に。

11 宇佐美貴史 [評価]D
サッカーダイジェスト採点
コロンビア戦:-
セネガル戦:-(途中出場)
ポーランド戦:4.5(先発出場)
ベルギー戦:-
4-2-3-1システムのサイドハーフで機能せず。とりわけ守備面でのポジショニングに課題を残した。持ち前の攻撃力を発揮するには、より前目のポジションのほうが良かったか。

14 乾 貴士 [評価]S
サッカーダイジェスト採点
コロンビア戦:6(先発出場)
セネガル戦:6.5(先発出場・1得点・1アシスト)
ポーランド戦:5.5(途中出場)
ベルギー戦:6.5(フル出場・1得点)
セネガル戦の同点弾、ベルギー戦のミドルはいずれもビューティフル。5月の国内合宿でまともに練習できていなかったのが嘘のように、ロシアの地ではゴールとアシストに絡む活躍を披露した。

【MF】
16 山口 蛍 [評価]C
サッカーダイジェスト採点
コロンビア戦:-(途中出場)
セネガル戦:-
ポーランド戦:6.5(フル出場)
ベルギー戦:-(途中出場)
途中出場のベルギー戦では試合にまるで入れず、あっさりと抜かれるシーンが目に付くなど“らしくないプレー”に終始。ポーランド戦でそれなりに戦えていたとはいえ、悔いの残るワールドカップに。

17 長谷部誠 [評価]B
サッカーダイジェスト採点
コロンビア戦:6(フル出場)
セネガル戦:6.5(フル出場)
ポーランド戦:-(途中出場)
ベルギー戦:5.5(フル出場)
両CBの間におりてリベロ的な役割もこなすマルチな働きぶりで、セネガル戦でのバランサーとしての存在感は評価に値。ベルギー戦で長身のフェライニに競り負けて同点弾を許したシーンは致し方ないと見るべきか……。

18 大島僚太 [評価]-
サッカーダイジェスト採点
コロンビア戦:-
セネガル戦:-
ポーランド戦:-
ベルギー戦:-
6月8日のスイス戦で腰を痛めたのがすべてだった。開幕前はレギュラー候補と目されていた時期もあっただけに、4試合続けて出番なしは残念。ただ、これから代表の主軸になり得るタレントであることは間違いない。

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【FW】
9 岡崎慎司 [評価]C
サッカーダイジェスト採点
コロンビア戦:-(途中出場)
セネガル戦:-(途中出場)
ポーランド戦:5.5(先発出場)
ベルギー戦:-
肝心のベルギー戦で出場機会は訪れなかった。終わってみれば見せ場はセネガル戦で潰れ役として本田のゴールに関与したあのプレーだけ。ポーランド戦で再発させた右足首痛が文字通り痛かった。

13 武藤嘉紀 [評価]C
サッカーダイジェスト採点
コロンビア戦:-
セネガル戦:-
ポーランド戦:5.5(先発出場)
ベルギー戦:-
岡崎と2トップを組んだポーランド戦でいくつか好機を作ったが、ゴールの女神にそっぽを向かれた。フィジカルを利したパワープレーは通用していただけに、より貪欲に得点を狙っていきたい。

15 大迫勇也 [評価]B
サッカーダイジェスト採点
コロンビア戦:7(先発出場・1得点)
セネガル戦:5.5(フル出場)
ポーランド戦:5.5(途中出場)
ベルギー戦:5.5(フル出場)
コロンビア戦の決勝弾はインパクト大。ポストプレーの質も目を見張るレベルで、セネガル戦では良質なクロスから本田の同点ゴールを呼び込む。ただ、4試合で1得点はやや物足りないか。本人がこだわっていたのはあくまでゴールということで、厳しめの評価に。

【通信簿一覧】
S:長友、酒井宏、柴崎、乾
A:昌子、原口、吉田
B:香川、長谷部、本田、大迫
C:槙野、酒井高、岡崎、武藤、山口
D:宇佐美、川島
-:東口、中村、植田、遠藤、大島