感染者の急増を受けて日本医師会が緊急声明を発表し、政府に対して緊急事態宣言の対象地域を全国に広げることを検討するよう求めました。

 「首都圏をはじめ感染者が急増している地域に対して、早急に緊急事態宣言を発令すること。あわせて緊急事態の対象区域を全国とすることについても検討に入ること」(日本医師会 中川俊男会長)

 日本医師会の中川会長は「感染拡大を食い止めるため、あらゆる手立てを要請する」と述べたうえで、政府に対し緊急事態宣言の対象区域を全国に広げることを検討するよう求めました。

 また、「デルタ株の影響により、集団免疫の獲得は全体の6割から7割の接種では難しいことが明らかになってきた」と指摘し、ワクチン接種に慎重とされる若い世代への接種の一層の推進が必要との考えを示しました。(29日21:04)