高知県で新たに6人が新型コロナウイルスに感染していることが分かりました。安芸管内では高齢者施設などの職員を対象とした集中PCR検査がきょう(16日)から始まっています。

新たに感染が発表されたのは未就学児から60代の男女6人です。全員が軽症で3人の感染経路がわかっていません。

高知市に住む20代女性会社員と未就学の男の子はきのう(15日)感染が発表された20代男性会社員の妻と子供です。

高知市の小学生の男児はすでに感染が分かっている30代男性会社員の別居の親族です。家庭内・親族内感染が広がっています。

中央東福祉保健所管内に住む20代の介護職の男性は同じ管内の福祉施設の職員です。男性と同じフロアの入所者・職員あわせて38人を検査予定です。

また県はきょう安芸福祉保健所管内の高齢者施設や障害者施設の職員およそ600人を対象に、集中PCR検査を開始したと発表しました。6月6日に人口10万人あたりの感染経路不明の新規感染者数が国の基準を超えたためで、クラスターとなりやすい施設内の感染を防ぐのが狙いです。
きょう検査用の容器が配られ、あす(17日)以降に回収。早い所では今週中に結果が出る見込みです。

同様に高知市も市内の高齢者施設などの職員1000人を対象に集中検査を実施する方針を示しました。市は実施費用の1500万円を追加の予算議案として議会に提出していて、可決され次第6月中の検査開始を目指すとしています。