高知県で新たに9人が新型コロナウイルスに感染していることが分かりました。このうち60代の男性は重症で重症者の数は過去最多の14人となっています。

感染が確認されたのは10代から80代までの男女9人で重症と中等症がそれぞれ1人、軽症が7人です。4人の感染経路が分かっていません。

高知市の60代の男性は重症で6月1日に発熱などの症状で医療機関を受診し陰性でしたがおととい再検査で陽性が確認されました。別居の親族1人と訪問介護に訪れたヘルパー1人を検査中です。

また、高知市の60代の女性は市内の介護施設に勤務しています。すでに同じフロアの職員と入所者合わせて13人の陰性が確認されています。

県内の感染者数は2日連続で1桁となっていますが重症者はきのう(9日)から2人増え過去最多の14人となりました。

県健康政策部・川内 敦文 医監
「多くの医療機関で重症、中等症の患者さんの対応をしているということで、医療体制はギリギリ確保されていると言えるが患者数全体が増えているので、今後の新たな重症患者、中等症患者の発生状況によっては一般の診療にも影響をいたしかねない」

県内の感染者の累計は1626人となりました。