新型コロナウイルスを調べるPCR検査で陽性と判定されていた広島菊池涼介内野手(31)が1日、実戦復帰し、2日から1軍に昇格することが決まった。同じく陽性だった… – 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)。..
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新型コロナウイルスを調べるPCR検査で陽性と判定されていた広島菊池涼介内野手(31)が1日、実戦復帰し、2日から1軍に昇格することが決まった。同じく陽性だった小園海斗とともにウエスタン・リーグ中日戦(由宇)に出場し、豪快な二塁打と好守で万全をアピール。佐々岡監督は1軍の試合後に昇格を明言した。セ・リーグ首位打者が3連敗と苦しんでいるチームを救う。
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久々の実戦のファーストスイングだった。初回、先頭の菊池涼が1ボールからの2球目を強振。打球は高々と舞い上がり、中堅フェンスを直撃した。悠々と二塁へ到達し、ベンチからは“おかえり”と言わんばかりの惜しみない拍手が送られた。「(隔離が)解除されてから急ピッチで相当の練習してきたので。1打席目に結果が出たのは、しっかりやれてきたんじゃないかなと」。ひと振りで約2週間の空白を埋めた。
「1番二塁」で先発し、1度だけだった守備機会では持ち味を発揮した。3回1死から三好の二遊間への打球を逆シングルで捕ってすかさずジャンピングスローで一塁アウトにしてみせた。直近の守備練習では近距離でのノックしか行えてなかったというが、「少し怖さというか、不安を感じましたけど難なくできたかな」と冷静に振り返った。菊池涼は6回守備からお役御免となった。
攻守でブランクを感じさせない抜群の動きをみせ、首脳陣は即日、昇格を決断した。日本ハム戦後、佐々岡監督は背番号33の2日からの1軍合流について聞かれ、「走れる方もできているという報告が来ている。その予定でいます」と明言した。一方「5番遊撃」で先発して1安打1盗塁の小園については「まだ。2軍監督なり、しっかりとOKがあれば判断します」と今回の昇格は見送られた。
菊池涼は5月17日に新型コロナウイルスの陽性判定を受け、自宅で療養を続けていた。同27日に活動を再開し、早期の1軍復帰へ最善を尽くしてきた。チームに決して欠かすことのできない攻守の要が、苦難を乗り越え1軍に帰ってくる。【古財稜明】
広島高2軍監督(実戦復帰した3選手について)「菊池、会沢はさすがだなという印象。格の違いを見せてくれた。(動きは)離脱前と遜色ない。小園は若さがあるのでフルで出た。1軍で良い時のものを早く出せるようにしてほしい」
広島小園(実戦復帰に)「初日にしては良かったと思う。(ヒットは)1本だけで …