東京など4都府県に出されている緊急事態宣言は12日から延長期間に入りました。演芸場や劇場の休業要請が緩和された一方で東京では映画館の休業要請が延長されています。

 緊急事態宣言延長初日の東京。

 高島屋は、都内の4店舗で婦人服などの販売を再開。アミューズメントパーク、東京ジョイポリスも感染予防対策を徹底のうえ、12日から営業を再開しました。

 多くの店舗が営業を拡大するなか、ある業界からは困惑と怒りの声が・・・。

 11日、都庁前で行われたサイレントデモ。訴えたのは、映画館への休業要請に対する抗議です。

 政府は宣言延長に伴い、映画館や劇場などの施設について人数の制限などを条件に営業を認め、スポーツイベントなどに関しても入場制限など感染対策を行ったうえでの再開を認めました。

 しかし、東京都は大規模な映画館について独自に休業要請を継続したのです。

 映画配給会社「東風」木下繁貴代表:「理不尽ですよね、今の状況が。急に東京都から映画館はダメ、プラネタリウムはダメっていうのが出たこと自体がとてもショックだった」

 これまで映画館でクラスターが発生した事例はありません。

 立憲民主党・蓮舫代表代行:「映画館はダメで何で演劇場はいいんだ。国立の文化組織とそれ以外の扱いはどうなんだ。宣言を受けた地域の人たちが混乱をするような、むしろ混乱に拍車を掛けてるのが非常に心配です」

 東京都は、映画館や体育館は「集客施設」、劇場や演芸場は「イベント関連施設」と区分しているといいます。

 会見でも・・・。

 東京都の会見:「現行の緊急事態宣言のなかでは基本的には無観客での開催が原則になります。
[テレ朝news]