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 ふじたさんの人気マンガを女優の高畑充希さん、俳優の山崎賢人さんのダブル主演で実写化する映画「ヲタクに恋は難しい」(福田雄一監督、2020年2月7日公開)のミュージカル音楽を、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズや映画「シン・ゴジラ」などで知られる鷺巣詩郎さんが担当することが11月18日、明らかになった。

 福田監督が「ヲタクカルチャーと音楽を掛け合わせられるのはアニメミュージックのカリスマでもある鷺巣さんしかいない!」と考え、自らオファーした。かつて「ビートルズ」がレコーディングしたことで知られるロンドンの「アビー・ロード・スタジオ」で録音されるという。

 鷺巣さんは、初めて福田監督の作品に参加することについて、「僕は、自分の曲は自分の子供だと思ってますから、福田雄一監督の家に娘を嫁がせるような感覚です(笑い)。2018年の夏、この映画の話を初対面の監督に聞いたときから、頭の中で音楽が鳴り始めてやみませんでした。いつでも出演者全員とことん楽しくレコーディングできたことが、何よりこの作品の一番大きな魅力になっているはずです」とコメントしている。

 同時に、鷺巣さんの音楽が使用されている予告編が解禁された。映像には、高畑さんの歌声が収録されているほか、コスプレ姿の“ガチ腐女子”を演じる若月佑美さんと、“素敵(すてき)系女子”を演じる今田美桜さんの登場シーンも収録している。

 「ヲタクに恋は難しい」は、マンガ、イラスト投稿サイト「pixiv」と一迅社の電子書籍サービス「comic POOL(コミックプール)」でふじたさんが連載中のマンガで、累計発行部数が約800万部を突破している。2018年4月にはアニメ化もされた。アニメやマンガが大好きなことを隠している桃瀬成海(高畑さん)と、イケメンで仕事もできるが、重度のゲーム好きの二藤宏嵩(山崎さん)のオタク同士の不器用な恋愛模様が描かれている。映画では、“ヲタクの世界”を華やかに盛り上げる仕掛けとしてミュージカル演出が登場するという。