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「第44回日本アカデミー賞」の授賞式が3月19日、グランドプリンスホテル新高輪で行われ、最優秀主演男優賞を『ミッドナイトスワン』の草彅剛が受賞した。同作は、草彅剛が難役のトランスジェンダー役に挑んだ愛の物語で、最優秀作品賞も受賞。
 授賞式の模様は、生ではなく録画で日本テレビ系で放送されたが、初受賞となった草彅は、優秀賞ブロンズを手に「マジっすか。ごめんなさい。頭が真っ白になってしまって」と戸惑いの表情。続けて、「今まで、皆さんとお仕事をさせていただいたこととか、仲間の皆さんに応援していただいていることとか、(香取)慎吾ちゃんや(稲垣)吾郎さん、本当に近い人たちが支えてくれて、今日この舞台に立てたんだなと思ってうれしいです」と喜びを語った。
「最優秀賞を誰が受賞するか、が常に話題になりますが、今回注目されたのは草彅と同じ部門の優秀賞に選ばれていたジャニーズ事務所時代の後輩である嵐・二宮和也との絡み。17年9月に草彅がジャニーズから独立後、公の場で二宮と絡むのは初めてのこと。芸能関係者からは『まさか、2人がそろい踏みする日が来るとは思わなかった』という声も多く聞かれ、SMAPと嵐の関係性もあって、2人がどんなやりとりをするのか、気になっていた場内の報道陣も多かった」
 ほかに優秀主演男優賞賞を受賞した小栗旬、佐藤浩市、菅田将暉と一列にならんでトークを展開した草彅と二宮。トークを振られた草彅が、流れで二宮のことを「ニノちゃん」と呼ぶと、二宮は恐縮した様子で一礼したが、注目されていた2人の絡みはこのやりとりのみ。
 その後、草彅が最優秀賞を受賞してスピーチを終え、ほかの4人とレッドカーペットを歩いたが、佐藤は肩をたたいて祝福。その後ろを二宮が歩いたが、笑顔で拍手し草彅の受賞を祝福した。
「日本アカデミーの“前哨戦”とも言える『ブルーリボン賞』では、草彅と二宮が同じ主演男優賞にノミネートされたが、こちらも草彅が受賞。そのため、日本アカデミーはジャニーズに忖度して二宮に最優秀賞を取らせるかと思いきや、まさかの草彅の連勝。さらに、周囲が思うほど草彅と二宮の関係が悪いものではなかったことも明らかになった」
 俳優として同じ土俵に立って真っ向勝負をした草彅と二宮。近い将来、これまで実現不可能と思われていた作品での共演が実現する日が来るかもしれない。