佐藤健演じる天堂先生とも相性抜群!上白石萌音が「恋つづ」で見せたヒロイン力

1月期のドラマ「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」(TBS系)が話題だ。「仕事も恋愛もほどほどに。人並みで普通の幸せを手にしたい」という安定志向の女子・奈未(上白石萌音)が、ファッション誌編集部のドS鬼編集長・宝来麗子(菜々緒)の雑用係に。そこで出会った子犬系男子のカメラマン・潤之介(玉森裕太)と鬼編集長に翻弄されながら、恋と仕事に立ち向かっていくラブコメディだ。

上白石萌音は昨年、ドラマ「恋はつづくよどこまでも」(TBS系)に出演。高校時代に一目惚れした医師・天堂(佐藤健)に会うために看護師を目指し、彼の勤務している病院に就職した新米看護師・七瀬(上白石)が、思い出の優しい人物とは真逆の”魔王”と呼ばれるドSな天堂に振り回されながらも、恋に仕事に全力投球するというラブコメディ作。その「恋つづ」のスタッフが再集結して制作されているドラマが、「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」なのだ。

この2本のドラマで上白石は、一躍「ラブコメの女王」の座に上り詰めた感がある。

上白石は、12歳のときに受けた『東宝「シンデレラ」オーディション』を機に、2歳年下の妹・上白石萌歌と共に芸能界入り。幼いころからミュージカルスクールに通っていただけあり、ミュージカル、舞台、ドラマ、映画、ナレーションなどで幅広く活躍。2016年には、劇場アニメ『君の名は。』の主人公・宮水三葉の声を演じ脚光を浴びた。また、歌手としての評価も高く、CDのリリースなど歌手としてのキャリアを重ねている。

そんな彼女にとってドラマ「恋はつづくよどこまでも」は、ゴールデン・プライム帯連続ドラマ初主演作。上白石のピュアでキュートなキャラクターと、佐藤健のツンデレぶり、そしてこの2人のイチャイチャが話題になり、最終回では平均視聴率15.4%を記録した

佐藤演じる天堂先生の「いくらでも言ってやるよ。お前が好きだ」、「俺の知らないところで泣くな」といったツンデレ名言は女子たちをキュンキュンさせた。そして佐藤の公式ラインから届く「明日夜あけておいてね」など彼氏みあふれたメッセージは「恋つづ」ロス真っただ中の女子たちに、あたかも自分が「たけもね」ペアになったかのような夢を与え、心を癒し、彼の人気を爆上げした。

「恋はつづくよどこまでも」の大ヒットは、佐藤健のツンデレのギャップはもちろんだが、その相手役が上白石だったから成し得たものではないだろうか。上白石の友だちになれそうな親しみやすさは「もしかしたら、私にもチャンスが?」という気持ちにさせてくれるし、152センチの彼女と相手役の身長差は、まさに少女漫画の世界!上白石萌音という女優は、大人になっても胸に抱え続ける乙女心に火をつけてくれる存在なのだ。

ヒットの波に乗っている上白石は、2021年後期にNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で深津絵里、川栄李奈とのトリプル主演でのヒロイン役が決まっている。今年も、上白石から目が離せない年になりそうだ。