紀平梨花 新年初滑りは4回転封印も楽しさ表現 笑顔で観客魅了「感覚忘れず次跳べるように」
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新春恒例のアイスショー「名古屋フィギュアスケートフェスティバル」(中日新聞社など主催)が4日、名古屋市の日本ガイシアリーナであり、全日本選手権で2連覇した紀平梨花(18)=トヨタ自動車=らが出演。今回はライブ配信もあり、会場内外のファンを新年の初滑りで魅了した。

 日本人女子で2人目の4回転サルコーを成功させた感覚は年が明けても残っている。「感覚を忘れずに次も跳べるよう頑張る」。初滑りを終えた紀平は早く試合で跳びたくてうずうずしていた。

 今季初戦の全日本選手権は、2022年北京冬季五輪での金メダル獲得への道筋を描く大会ともなった。「理想の土台がやっと見えてきた」。コロナ禍で今季終盤だけではなく、来季の大会開催は不透明。習得に取り組む別の4回転など新技を試すほどの試合のない状況の中、北京冬季五輪まで「4回転1本でいく可能性が高い」と話す。
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