映画:トルーマン・カポーティ 真実のテープ
2020年11月6日(金)よりBunkamuraル・シネマほか全国順次公開

“恐るべき子ども”と称された現代アメリカ文学の寵児、トールマン・カポーティ。当時の華やかな社交界に生きたセレブリティたちや伝説のパーティ『黒と白の舞踏会』の秘蔵映像、新旧インタビューを交え、死後36年を経て語られる未完の問題作『叶えられた祈り』の執筆の裏側に迫ったドキュメンタリーが、2020年11月6日(金)より全国順次公開スタート。

作品概要/「冷血」の大成功を経て、長年出版が待ち望まれた新作『叶えられた祈り』は、ニューヨークのハイソサエティの実態を描いた最高傑作となるはずだった。しかし『エスクワィア』誌に章の一部が発表されるや否や、そのスキャンダラスな内容によって激しい論争を巻き起こす。社交界から追放され、多くの友人を失ったカポーティは、アルコールと薬物中毒に苦しみ、作品の完成を待たずしてこの世を去ることとなる。
なぜ彼は、こんなにも多くの人を傷つけるような本を執筆したのだろうか?死後36年を経て、彼の波乱に満ちた人生を濃密に網羅し、「未完の絶筆」とされている問題作『叶えられた祈り』をめぐるミステリーに迫る珠玉の文芸ドキュメンタリーがここに完成した。
ジャーナリストのジョージ・プリンプトンによるカポーティの評伝『トルーマン・カポーティ』(97)を基にした本作は、作家ノーマン・メイラーや女優ローレン・バコールなど、当時の貴重な取材テープに加え、カポーティの養女ケイト・ハリントン、作家のジェイ・マキナニーやファッション・ジャーナリストのアンドレ・レオン・タリーなど、バーノー監督が独自のルートで入手した新たなインタビューから、謎に包まれたカポーティの素顔が見えてくる。
さらに、カポーティが主催した20世紀最高と謳われる伝説のパーティー『黒と白の舞踏会』の様子や、彼が親交を深めた社交界の美しく知性にあふれた女性たち(通称『白鳥(スワン)』)など、戦後アメリカのファッション、アート、カルチャーシーンを振り返りながら、当時のセレブリティたちの貴重な秘蔵映像なども垣間見ることができる。

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配給:ミモザフィルムズ
© 2019, Hatch House Media Ltd.

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