(出会い)

東京六本木・ヴェルファーレというディスコ

浜崎あゆみさん、当時17歳

スタッフに声をかけられ、VIPルームに案内されると

エイベックスの松浦勝人(まさと)専務(当時31歳)が・・・

(浜崎)

日本の音楽業界を変えてしまうほどの

熱波となって人々の心を包み込んでいる

プロデューサーがこんなに若い人なんて・・・

(浜崎)

恋をした15歳年上のその人は

エイベックスの創業者で専務で

私のプロデューサー

叶うはずのない絶望の恋

(ファックスで告白)

一生隠しておこうと決めた恋ですが、告白します。

あなたが好きです。

ヴェルファーレで出会った時から、ずっと好きです。

あなたが好きだから、私は歌手になったのだと思います。

あなたが好きだから、どんなこともめげずに頑張ってこられたんだと思います。

いまこうして歌手として

デビューしようとしていることへの感謝を一生忘れません。

尊敬する専務に恋をしたことは、私のプライドです。

もちろん、あなたにとって

私はプライベートな意味で、必要な人間でないとも分かっています。

私はあなたから愛されることはないでしょう。

だから今日限り、あなたを諦めます。

なので、どうか私を導くことを諦めないでください。

浜崎あゆみを見捨てないでください。

全力で歌うことを誓います。

専務が自慢できる歌手になります。

どうか信じて下さい。

濱崎あゆみ。

(松浦氏)

あゆへ

俺はおまえにとって本当に必要な人間かどうかは分からない。

でも、俺にとってお前が必要なんだ。

だから、俺は決断した。

お前の手紙を読んだから決めたことじゃない。

俺自身が下した決断だ。

明日、中野のマンションに行く

お母さんと一緒に待っていてほしい。

あゆみさんと付き合っています。真剣です。

あゆ、俺と付き合ってほしい。

俺にはあゆが必要なんだよ。

仕事なんかじゃない。

俺の人生にあゆが必要なんだ。

(あゆ)

あゆなんかで、いいんですか。

「横浜旅行」

(あゆ)

好きになってごめんなさい。

(松浦)

俺の手を この手を離すなよ。

「20歳の誕生日」

(あゆ)

もう少し時間が経ったら

あゆはマサと

マサの子供達とすごす

お母さんになりたい。

(Mマリア歌詞)

MARIA 誰も皆泣いている

MARIA だけど信じていたい

MARIA だから祈っているよ

これが最後の恋であるように

理由なく 始まりは訪れ

終わりは いつだって理由をもつ・・・