映画「男はつらいよ お帰り 寅さん」が、第32回東京国際映画祭のオープニング作品として上映され、山田洋次監督、吉岡秀隆、後藤久美子らが舞台あいさつに立った。本作で久々に女優業に復帰した後藤は、「『イズミ役の後藤久美子です』と自己紹介する日がまた来るとは、夢にも思っていなかった」と感慨深げな表情。撮影前は、23年ぶりとなる演技に不安を抱えていたそうで、「吉岡君がいなかったら、撮影を楽しむことはできなかった」と感謝した。ストレートに思いを伝えられた吉岡は「どうしたの!? やめて」と照れながらも、「(久々の共演で)恋をしていました。僕は寅のおいなので、致し方ないことなのかもしれない」と笑いながら話した。また、この日は、シリーズ第10作「男はつらいよ 寅次郎夢枕」にマドンナ役で出演した女優・八千草薫さんの訃報が伝えられたばかり。山田監督は「僕たちの世代の日本人にとって、八千草さんは若い時からずっと、憧れの人であり続けていた」としのんだ。
~12月27日(金)全国ロードショー 配給:松竹~

出席者:山田洋次(監督)、倍賞千恵子、前田吟、吉岡秀隆、後藤久美子、夏木マリ、浅丘ルリ子

2019年10月28日;東京・西麻布
8分50秒

【時事通信社】