稲垣吾郎(月・火曜)とハマ・オカモト(水・木曜)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイド番組「THE TRAD」。6月2日(火)放送のコーナー「TOKYO FM新型コロナウイルス関連情報」のテーマは「マスクの感染対策と熱中症対策」。番組の冒頭でフリーアナウンサーの高橋万里恵が、聖路加国際大学公衆衛生大学院の准教授で、「マスクの品格」の著者・大西一成(おおにし・かずなり)さんに話を伺いました。 ※写真はイメージです高橋:気温も湿度もジワジワと上がってきます。これからやってくる夏に向けて、熱中症対策も重要になってきます。そこで今回は「夏場に向けてのマスクの注意点」「布製マスクに関して知っておきたいポイント」を大西さんに伺いました。大西:“「手作りマスク」や「夏用マスク」の感染対策効果がどれだけあるのか?”というご質問をよくいただきます。通気性をよくしたり、保冷剤をなかに入れたりすることで、“涼しさ”はクリアできても、感染対策という意味では“限界のある”マスクもあります。顔にフィットするマスクは、もちろん熱がこもってしまいます。比較的フィルター性能が悪い布マスクや、顔にフィットしていないマスクは通気性がいいので、大きな体温上昇はありません。ただ、通気性がいいということはウイルス飛沫も入るし、ウイルス飛沫を出してしまう危険性があります。このバランスが非常に難しいところになってきます。熱中症対策用マスクの工夫というより、まずは感染対策用マスクを工夫したうえで、今いる環境やソーシャルディスタンシングがしっかり確保できているかどうかを確認して、マスクの付け外しをすること。それから、感染対策とは別に熱中症対策を意識することが大切になります。実際にマスクを長時間つけていると、内側に熱がこもって蒸れてくるので、マスクを外して口元を拭いたりすることがあると思います。また、マスクをしていると水を飲む機会が減ってしまうので、熱中症に繋がります。マスクの重要な機能の1つに“喉の乾燥を防いでくれる”という点があります。実際、冬は喉を保湿して、ウイルスに感染しにくくする機能もあります。逆に、喉が潤うことにより喉の渇きを感じにくいという報告もあるので、こまめに意識的に水を摂るようにすることが熱中症を防ぐことにつながります。高橋:特に高齢者の方は、喉の渇きを感じにくく、気が付かないうちに …