目が覚めると知らない空間にいた。
頬をつねった時の痛みから、夢ではないと確証を得た。厄介な事に巻き込まれたようだ。まずは自分の置かれてる状況を把握しなければ。
見渡す限りその空間には何もなく、辺りを散策してみても窓や扉は一つも見当たらなかった。まるで箱に閉じ込められたみたいだ。
困惑しているのも束の間、突然白髪の男性が姿を現した。
『約束の時は来ました。今回は選択を誤らないで下さいね。さあ、ゲームの幕開けです!』
何も理解が出来ないまま突然空間が動き始めた。  ~アーク~

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