1日、東京都で新たに3546人の新型コロナウイルスの感染者が確認されました。6月24日から1365人増え、14日連続で前の週の同じ曜日の人数を上回りました。感染拡大の一因について、専門家は“冷房のかかった部屋を閉め切り、換気が不十分になること”を指摘しましたが、熱中症対策を行いながら、どのように換気をすればいいのでしょうか?
  
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1日、街の人が心配していたのは、全国の新型コロナ感染者数が増加傾向にあることです。

「コロナが若年層にも広まって、こわい」「(感染者数が)結構増えちゃって、昔の緊急事態くらいまで増えるかもなと」などと不安の声が聞かれました。

東京都で1日、新たに3546人の新型コロナウイルスの感染者が確認されました。6月24日から1365人増え、14日連続で前の週の同じ曜日の人数を上回りました。

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東京・北区にある「いとう王子神谷内科外科クリニック」の発熱外来では、20代から30代の患者が増加しています。

院長
「きのうの朝から、のどが痛かった?」

28歳 男性
「最初は空調でやられたかなと。火照っているなという感じがあって、夜測ったら38度以上あって、最初、熱中症かなと思った」

検査の結果は、新型コロナウイルス陽性でした。

いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長
「この一週間は、いきなり約1.5倍近い感染者の陽性率の上昇が見られました」

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1日午後2時ごろ、東京都の小池百合子知事は「猛暑の中でコロナがまたぶり返し、戦いが続いていると」と述べました。

感染状況を分析する都の会議で、国立国際医療研究センターの大曲貴夫センター長は「冷房のかかった部屋、閉め切った部屋にいたりする。換気が悪いので、感染リスクが上がると」と、“拡大の一因”を指摘しました。

猛暑日が続出の今年の夏は、冷房で部屋を閉め切り、換気が不十分になることで、感染リスクが高まるというのです。街の人も「コロナというよりは、暑い方を優先していて、換気とかはしていないです」と話していました。

熱中症対策をしつつ、どう換気をすればいいのでしょうか。

いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長
「扇風機をうまく使って、狭めの窓の隙間から対流を作って、外に逃がすとか」

まずは換気扇を回し、エアコンはつけたまま、窓をわずかに開けます。そして、窓に向けて扇風機を置くことで、外の空気を取り込むことができ、効率的に部屋全体の換気ができるということです。
(2022年7月1日放送「news every.」より)

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